案件やろうぜ「ギルド型」という働き方とその逆。

フリーで働くことが注目され、それを望む人が増えている中、
面白い働き方に「ギルド」型があります。

モンハン経験者は「ギルド」をよく知っているはず。
私は笛使いなので、ギルドなくしてクエストで立ち回れません。

クエスト=案件(例:PRせよ)であり、
モンスターを倒すために、動画はアイツだ、企画はアイツに任せよう、など面白い人たちをギルド的に集めて組む働き方変革が起こっています。

 

その代表格が「株式会社ブルーパドル」さんでしょうか。

 

WEB系で面白いことをやっていた会社でしたが、今は解散し、法人としては社長一人だけが残っている会社です。
解散したメンバーはフリーランスという外注業者として、やった仕事に対して報酬を受け取るスタイルです。

変革のきっかけは、会社を回すために仕事を請けるようになってしまったこと。本当は面白いことがやりたかったのに、いつの間にか、従業員を雇うためだけの会社になっているという気付きが社長にあったことです。

 

同じギルド型ですが、ブルーパドルの「組織からフリーランス化」と真逆の「フリーランスから組織化」の会社も話題にあがっています。

 

株式会社チョコレイト」さんです。

現在フリーの人、これからフリーになる人を集めて法人化したわけですが、2019年、今イケてる若者のインフルエンサーたちが、一気に加入(入社)したことでフォーカスされました。

イケてる人気のインフルエンサーさんたちは、とにかく色々な企業や人からスカウトされます。そりゃ、みんな囲いたいですよね。

それでも、断り続けていたインフルエンサーさんたちが、株式会社チョコレイトに感じた魅力は何だったのでしょうか。

 

ポイントを3つ挙げてみました。

 

①プロジェクトが来たときに、社員になった人たちですぐ集まれる。リソース管理や配分しやすい。

②社内に自分よりもっとレベルの高くて面白い人たちがいるから。ひとりでやるよりも切磋琢磨してもっとイイモノが作れる。

③株式会社チョコレイトは生活するための固定給を出す。
↑めずらしいパターンですね。

 

フリーのときは、自分の生きるための収入分は、嫌な仕事も退屈な仕事も受けなければならなかったけど、それをしなくてよくなる。自分や会社が面白いと思うことしかしなくてよくなるという考え方のようです。

チョコレイトさんのこの仕組みがどれだけ上手くいくのか、走り始めたばかりでまだわかりませんが、面白いことしかしなくてよくなるという点では、ブルーパドルさんもチョコレイトさんも同じですね。

 

「面白いことばかりやって成功するわけない」とかいう人もいそうですが、面白くないことや嫌なことでも、それを楽しい、嬉しい、面白いという気持ちに切り変えることができればOKなわけで、

私の会社もひとりですが、ギルド型組織に変革して、何でも面白くに変えられる働き方を実現したいです。

 

文:森下 えみ
編集:高橋 大希ち

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