書評「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」犬塚壮志著

投稿日:2019/2/14 更新日:

説明した経験は、誰しも一度はあるはず。

・自社の製品を買ってほしいとき
・道案内をするとき
・親にスマホの使い方を教えるとき
・気になる人をデートに誘うとき

私はセミナー講師や製品説明が主な仕事になりますが、そんな中で、さっきの説明わかりにくかったかな……もっと別の言い方あったかな……と省みることもしばしばあります。

 

この本は、どんな仕事に就いていようが、何歳であろうが「説明」する人に役に立つ本です。

森下目線の見どころ

・あなたがどんなに一生懸命に身につけた知識やスキルも、相手がわかってくれなかったら、それはないに等しいのです。

・自分の説明を相手がわかってくれないのには必ず原因があります。そのほとんどが、「説明を聴く態勢がとれていない」「自分自身がしっかりわかっていない」「相手の知識を把握していない」ことが原因です。

・あなたの伝えたいことを目の前の人にしっかりわかってもらうということは、目の前の人とあなたがつながることだと私は考えています。その結果、あなたの可能性を大きく開き、あなたとその目の前の人が社会の中でどんどんつながり合っていくのです。

 

著者の犬塚氏は東大生を多数輩出する超人気元予備校講師で、高3時点で偏差値30からスタートした犬塚氏自身の経験、そして信念が、わかってもらう説明の黄金フォーマット「IKPOLET法」を生み出しました。

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★ IKPOLET(イクポレットほう)

Step1 興味をひく(Interest)
欲、恐怖、意外性、秘密でワクワクorドキドキ感を与える

Step2 聴き手のもっている知識や認識にアクセスする(Knowledge)
事前のリサーチ&説明中は相手の観察を絶対に欠かさない

Step3 目的を示す(Purpose)
目的と手段は比較したときに初めて確定する

Step4 大枠を見せる(Outline)
全体像を俯瞰することで、ムダなく時間と労力を使える

Step5 つなげる(Link)
新しい知識と、既存の知識がつながると快感が生まれる

Step6 具体化、事例、証拠を示す(Embodiment,Example,Evidence)
現場で起こったことというのは必ず真実

Step7 転移(Transfer)
身につけた知識や考え方は他のシチュエーションでも使える

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IKPOLET法で説明台本を作成できます。
実際に試してみたところ、私は「L」を見直せたことが効果的でした。

「L」はわかってもらいたい事柄に対して、周辺知識の説明を盛り込み、相手の理解に寄り添いながら説明するイメージです。

これまで「あれもこれも話したい!」とつい盛り盛りの説明になってしまい、お客様を疲れさせてしまうことがありました……。犬塚氏も20%に留めるようにと書いてあります。

実際に20%くらいに抑えてみて、
セミナーのアンケート結果では「とてもわかりやすかった」にマルの率が増えましたし、セミナー後お客様からお声掛けしてもらえる機会も増えました(疲れさせてしまうと、終了後近寄ってもらえないので……)。

恥ずかしながら良かれと思っていた話の盛り込みを見直すきっかけとなりました。

それから、第9講は犬塚ワールド全開になります。
極意1と2は、ふんふんと頷いてましたが、極意3 からは犬塚氏の世界観に私の頭から煙が出ていました(笑)冷水かぶって出なおします。

 

「伝わない」ということは「ない」に等しいのです。説明するからにはわかってもらいたい、行動に移してもらいたい。まずは「型」にはめた説明からはじめてみませんか。

それは”説明スキル”として、あなたと目の前の人との”理解の架け橋”になります。

 

著者:犬塚壮志(いぬつかまさし)
出版社: PHP研究所 (2018/4/19)
Kindle読み放題対象です。

頭のいい説明をする人って言われてみたいーーーー。

森下 えみ

 

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