「楽しいのは1人かN人どちら?」
なんて、自分の判断基準を他人と比べて議論するのは無意味です。だって、基準は人それぞれ。
しかし1人を楽しめる人が、2人だと楽しみ方にどんな変化があるのか調べたくなったとき、その2人目をレンタルしてみるのはいかがでしょうか。
今話題となっているレンタルできる3人を紹介します。
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🔵 ホームレス小谷 さん
(@kotanimakoto)フォロワー:21,606人
小谷さんは、お寿司大好きなホームレス芸人。毎日を50円/日で販売しています。家の草むしりや、引越しの手伝い、何でもやってくれるそうです。レターポットで一日を予約できます。まとまったお金が必要な時には、クラウドファンディングを実施。過去50円でお手伝いをした人が支援をしてくれるそう。(過去には自身の結婚式のためのクラウドファンディングで170万円近く集めています…)
🔵 プロ奢ラレヤー さん
(@taichinakaj)フォロワー:50,936人
名前の通り、プロの「奢られる」人です。どこにでも奢られに来てくださいます。Twitterを見ていても話題豊富で、楽しい食事の時間を過ごせそうです。先入観で奢る必要性を全く理解できないと思う方は、Twitter見られない方がよいかもしれません。
🔵 レンタルなんもしない人 さん
(@morimotoshoji)フォロワー:106,540人
このツイートが3万いいねを超えるなど、一躍注目を集めました。誰かの目線がないと勉強できないときなど部屋の隅に座っててくれます。活動が漫画化されて「モーニング」(3/28発売、講談社)にて連載スタートします。
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ユニークなこの3人が、世に受け入れられる理由は2つ考えられます。
1. 自分が情報発信する上でのネタになる(バズ率高め)
何かしらのSNSを利用している現代人、見る専もいれば、見て専もいて多様な楽しみ方がある。投稿するからには周りからの反応も気になるところ。
プロ奢ラレヤーさんはこう言っています。「みんなTwitterとかに上げるネタがほしい。だったら僕と飯を食ったということがネタになる。こういう人が世の中に求められていたんじゃないですか」
プロ奢ラレヤーさんに奢る人は、お金を払うから立場が上なんてこれっぽっちも思っていなくて、面白いネタと貴重な時間もらえてありがたいと感じているのではと思います。
2. 孤独になった現代人の穴を埋める
理解してもらえないから孤独と感じるのであれば、家族や友人、仕事仲間にそれを求めることから離れてもいいと思います。
今は赤の他人をレンタルできる時代。
レンタルした人にどんな悩みを打ち明けても、日常に接点がない人なので、あなたの環境を脅かすことはありません。この希薄さが、とても心地よく穴を埋めてくれるはずです。
3人の共通項を上げるとすれば、自分が何をすれば人から感謝されるのか見つけているということでしょうか。
感謝を受け取ると、自分の価値がどこにあるのか教えてくれます。自分の価値がわからないと感じる人は、逆引きのようなイメージで、最近感謝されたことを思い出してみませんか。
この3人は「ありがとう」を礼儀正しくきちんと受け取っていて、信用経済を生きる上でのお手本となります。
形のないものが、価値として認識されることが当たり前になろうとしている今、もはやキャッシュポイントが前か後かは問題ではないのです。
お金や労働の意味を再考できれば、孤独の意味は、自分の価値と共に変化するはずです。
わたしを救うのは、わたし自身なのです。
文:森下 えみ
編集:高橋 大希ち