ご挨拶

2021年11月、今年も残り2か月を切りました。

私、昨年1月より株式会社インテルレートに執行役員CTOとしてJoinさせていただきました、黒木武範と申します。

本来ならばJoinしたタイミングでご挨拶・投稿させていただくところですが、こういったblogに投稿することになれておらず、書けずにいました。(下書き書いていたのは、今年の2月!)

さて、私の来歴ですが、パソコンがまだマイコンと呼ばれていた時代に、NECのPC-6001mk2と呼ばれる国産機を購入したのがパソコン・IT業界との出会いでした。小学校の卒業文集で「将来の夢はプログラマー」と書いていて、中学・高校と興味は薄れることなく、大学卒業後(5年通いましたが・・)、就職氷河期と言われていた当時でしたが、無事に地場企業の公共・文教系を得意とするIT企業に就職し、当初は営業スタートだったものの、無事プログラマーになる夢を果たしました。

その後、ベンチャー企業に転職し、都市部のIT企業やSI企業への常駐・請負派遣などを経験後、地場のIT企業に転職し、直近の地場企業でのお付き合いのご縁で、インテルレートにお世話になっています。

現在に至るまでに、営業・プログラマー・テスター・プロジェクトリーダー、マネージャ・システム設計、コンサルティング・ネットワーク設計、構築・Windows系サーバ、インフラ構築等、様々経験してまいりました。周囲の方の助けもあり、名前が残るお仕事や、名指しでお仕事を頂くこともございました。

この投稿を書いている2021年11月現在は、マイクロソフト社のクラウド系製品及び他社クラウド系製品のコンサルティング・構築支援・販売支援をはじめ、IT系全般のコンサルティング・よろず相談を承っております。また、普段は、弊社所在地の広島ではなく、私のふるさと鹿児島の地よりお仕事させていただいています。

今後、何かのご縁で、ご一緒できる機会がございましたら、達成すべきミッションに向け全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

以上、ご挨拶までに。


さて、初投稿なので、少し戯言を。

「意識高い」というワードを耳にすることがあるかと思います。また、揶揄の意味を込めて「意識高い系」というワードを耳にすることもあります。いずれにせよ、自分と違う相手として線引きする際に使われます。尊敬の意味もあれば、揶揄の意味もあり、ある事象や現象を、他人事として横に置くために、それに携わる人に対して使われることが多い言葉です。

では、「意識高い」と言われた方は、言った相手をどう思うのかといえば、”なんとも思わない”とか”興味が無い”といった反応となるでしょう。つまりは、「意識高い」と言った人の、一方的な関心事でしか無いわけです。そして、一方的な関心事のうちは問題は起きません。

しかし、「意識高い」と言われる人が、言った人に対して、関心事として接点を持つ場合はどうでしょう。元から、「意識高い」相手をラベリングして、一定の線引きをしているわけですから、その線を踏み越えて入ってくる相手に対して、防衛行動をとることが多いです。自己肯定のためのプライドを維持するためのテリトリーが誰しもあるもので、それを超えてくる相手には、自然と敵対行動をとるものです。訓練や経験で、コントロールすることは可能ですが、万人が身に着けているスキルではありません。

相手に自分の主張を受け入れてもらう・理解してもらう方法は様々ですが、自分が相手にどのように評価されるか分からない場合。「意識高い」と思われないようにすることも、方法の1つと思っています。人間は感情がある生き物ですから、自分の発する言葉が相手にどのように受け取られるか、常に考えて言葉を発する必要があるのです。

近頃のご時世もあり、チャットの様な、短文でのやり取りを中心としたコミュニケションが増えました。これまで、表情や声色で伝えていた感情の情報を、チャットの様な短文で伝えることは大変難しく、割と長い文章を書いたとしても、読み手がどのように受け取ったのか直ぐにはわかりません。チャットの様な短文のやり取りは、メールより高い応答性が求められます。手紙やメールの場合、文頭文末にあいさつの言葉があったため、一呼吸置くことができました。しかし、チャットはそういうった”お作法”を極力排し、コミュニケションコストを減らす事が求められます。

視覚や聴覚をコミュニケションに利用できず、短文でのやり取りが主になる環境下では、これまで以上に話し相手に対して、敵対行動をとられない様に、文字化する必要があり、スキルやテクニックだけではなく、”心がけ”も必要になります。受け手にも、そういった”心がけ”を求めたいものですが、概して「意識高い」と思われかねない、内容を伝える場合は、受け取り手に、そういった意識を持ってもらう動機はありません。

元は感染症への対応が原因とはいえ、テクノロジーが、都市と地方、若者と中高齢者、属性や地位・所属と言った様々なところで分断を進めるきっかけになるのは悲しいので、そうならない様に出来ることは無いか、自分事として考えたいものです。


ご注意:本投稿における主義主張は、所属企業とは一切関係なく、投稿者本人の主観によるものです。

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